佐賀県民または野球好きなら、今も覚えていらっしゃると思います。1994年と2007年の2つの夏の感動を。そう、佐賀商業高校と佐賀北高校の甲子園優勝のあのシーンを。
双方とも、普通の公立高校が優勝、というだけでなく、秋の県内大会では初戦敗退から躍進したチームであり、甲子園では開会式直後の第1試合で勝利、その後の粘り強い戦い、決勝では満塁ホームランでの優勝、と幾つもの共通点がありました。そして、メディアもノーマークだったため、奇跡という言葉が踊ったということも。(「がばい旋風」なんて言葉も流行りましたね)
あれから30年 & 17年。国体が国民スポーツ大会に変わる「SAGA2024」で、スポーツで県内が盛り上がる今。この2つの偉業を頭と心に刻んでおきたいと、今回大人の弘道館2では、2校から同時に講師をお招きし、対談いただきます。
佐賀北高校からは優勝監督・百﨑敏克さん。佐賀商業高校からは優勝投手・峯謙介さん。
あの頃のたくさんの資料を改めて見返しつつ、お二人のお話を聞いて思ったことは「奇跡は、起こるべくして起こる」ということ。偶然は学べませんが、奇跡を起こすための必然、つまり想いや考え、工夫は学ぶことができます。
甲子園に棲むという魔物を味方につけた監督と選手、両方のお立場からお話しいただくヒントは、スポーツはもちろん、仕事や学業など、それぞれの人生で活きるはず。次の奇跡を佐賀から、日本から、起こすために。みんなで学びましょう。会場とオンラインで、お待ちしています。
百﨑 敏克 先生(元佐賀県立佐賀北高等学校 野球部監督)
峯 謙介 先生(元佐賀県立佐賀商業高等学校 野球部・投手)
開催日/2024年9月21日(土)
時間/16:00~18:00
場所/SAGAアリーナ スイートラウンジ(住所:佐賀市日の出2丁目1番10号)
※プログラムは変更する場合があります。
※2024年9月21日(土)16時00分より配信予定です。
佐賀北高校野球部で主将、中堅手として活躍。大学時代は野球部に所属せず、卒業後、1980年佐賀農芸高校(現:高志館高校)に赴任、野球部監督就任。1994年から神埼高校で野球部監督を務め、2001年に春夏連続甲子園出場。2004年から佐賀北高校野球部監督。2007年夏に全国制覇に導く。現在は、佐賀北高校野球部アドバイザー。
佐賀商業高校2年時の1994年夏に甲子園出場を果たし全国制覇。1996年よりJR九州で4年間プレーし、2002年ひらまつ病院に入社後、軟式野球部で37歳までプレー。少年野球の監督や中学硬式野球部コーチを務め、2023年ひらまつ病院野球部コーチに就任。SAGA2024国スポでは、軟式野球競技ヘッドコーチも務める。現在、医療法人ひらまつ病院 広報部長。