昨年10月に開校した「弘道館2‐藩校しようぜ。‐」。
5人の個性的な講師による各講座は、バラエティに富んでいてすべて大成功!延べ100名を超える受講生が参加し、講座のたびにいろんな感動や出会いがありました。
「一緒に受講した人ともっと話してみたい」「目付役ともっと話したい」…そんなラブコールを受けて今回開催されたのは、初の全校集会!そのテーマは「弘道館2、もっと良くしたい!」。会場のシアター・シエマには、初めて弘道館2に参加した方から5回全ての講座に出席したという熱心な受講生、親世代まで幅広い参加者が集結しました。
まずはおなじみ、目付役の倉成英俊さんのお話から。毎回の講座では講師がよりよく講座を行えるようにサポートし、受講生たちを応援する立場ですが、普段は東京を拠点に世界中を周り、各国の教育事情を研究している倉成さん。調べていくうちに、佐賀の教育方針がスゴいことに気づいたそう。今でこそ、子どもたちが能動的に学べる教育方針を取り入れる動きが盛んですが、なんと佐賀ではそれを江戸時代から実施していたといいます。それが“自学自習”を基本とした「弘道館」なのです。
全国、世界の各分野で活躍する講師が、佐賀で、約30名の若者に向けて行う講座の多くはネットで配信されています。そこで「佐賀、ズルい!」という声も全国各地からいっぱい出ました。その言葉を受け、ディスカッションで盛り上がった話題は「まだまだ佐賀の良さが外に伝わっていない。“弘道館2”も含めて、どうPRしていけばいいか」。
「講師を佐賀出身だけじゃなく、グローバルな人にする」「逆に講師を身近な人にする」「講座をフェスみたいにする」「チラシをカラオケやコンビニに置く」「毎日定時に、案内をバスのアナウンスで流す」…とアイデアが飛び交い、どんどんみんなの瞳が輝いていきました。そう、今回の全校集会の講師は参加者のみなさん。マイクを持つ手にも力が入ります。
実際に「弘道館2」に参加して「意識が変わった」という嬉しい意見もたくさん!1時間目の講師、画家の池田学さんからのアドバイスを実践、この春、佐賀北高校芸術コースに入学し、池田さんと同じ道に進んだ参加者も。今回、開始合図の太鼓鳴らし役を務めた、社会人3年目の平木場美希さんは、「大勢で話し合うことで、自分を客観的に見られるようになった。学生の頃は将来に不安を持ち、迷走しがち。生きるヒントを得るためにもぜひ、“弘道館2”に参加してほしい!」と新しくできた友達とともにイキイキ、キラキラと語ってくれました。
ちなみに全校集会では、「佐賀県産のイチゴや野菜を使ったオシャレな軽食・シューサレや地元製菓会社さんのアイス食べ比べも用意してあり、参加者たちの交流を美味しくバックアップ。
まだオフレコですが、今後も魅力的な授業が続々と待機中です!ぜひ、今度は一緒に“藩校しようぜ!”。